摩耗したスプロケットを交換する 【じてめん】

シマノ フリーハブ(FH-MR10)用 6段HG カセットスプロケット
 

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古い型式のフリーハブ(シマノFH-MR10)用の6段HGカセットスプロケットの摩耗にどう対処する か。
FH-IM10というフリーハブもあったけど、今はもう無いだろうな…

まずは後ホイールを丸ごと新調して、現在の一般的なハブ、新ローラーブレーキ、ボス式スプロケットとす ることを考えました。自転車店に相談してハブとスプロケットを見せてもらうと、ロックナット寸法が130mmになるという(ハブフランジとスプロケットの 間隔が妙に大きいため)。現在120mmですから10mmものオーバーになります。これは諦めました。

《おもちゃばこ》を漁ってみたら、シマノ105のHGカセットスプロケット(7段)が1セット出てきま した。 ロックリングの方式が違うのですが、これを何とか転用できるでしょうか?

 (2014年7月12日)

 

001

自 作のサイクルスタンドにサドルを引っかけて、落下しないようにヒモで縛っておきます。

あ あ〜カルミグラの後ホイールを外す作業は面倒で、いつも思い切りが必要…

002

後 ブレーキワイヤーを外します。

ア ジャスターからワイヤーを抜いてしまうと後で通すのが大変になるので、アジャスターには通したままにしておきました。

次 にローラーブレーキのアームクリップのボルトを外します。

003

チェー ンは一番外側のトップギアの位置にしておきます。

004

ハ ブナットを外し、スタンドと荷台ステイをずらします。

ディ レイラーブラケットの取り付け部が表れました。

プ ラスネジのビスを外します。

005

ディ レイラーがブラケットごと外れました。

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ハ ブをフレームエンドから外し、ホイールを落とします。

と ころがスタンドやらチェーンやらが絡んできて、書くほどすんなりとはいきません。
改造車には無理があります。
あ〜やんだくなる。

007

何 とかホイールが外れました。

008

続 いてスプロケットを外したいわけですが…

009

こ のような一組のチェーンのヌンチャクみたいな工具(スプロケット外し)を使います。

010

トッ プギアがロックリングを兼ねています。ここにスプロケット外しの一方をかけ、もう一方を別のギアにかけ、順ネジを外す方向で回します。

ホ イールを立てて、体重をかけた方がやりやすいです。

011

ス プロケットが外れました。

012

フ リーのスプラインにスプロケット板が食い込んで《虫食い》になっていました。

013

い ちおう、ギアごとに摩耗程度を見ておきたいと思います。

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12T  …○
15T …△
18T …×
21T …××
26T …×
32T …△
という状態でした。

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こ ちらが、掘り出してきた105用のカセットスプロケット(7段)。

13T、 15T、17T、20T、24T、29T、34Tという構成です。

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ば らすとこのように。

トッ プギアとロックリングは別で、そもそも固定方式が異なります。

15T〜34T を貫通する締結ボルトが3本。15Tに雌ネジが切ってあります。

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こ のような差し替えをやってみようという目論見です。

12T  →ロックリング兼用なので必須
15T →15T(105の方の)
18T →17T
21T →20T
26T →24T
32T →29T

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15T〜29T をボルトで締結します。そうすればスプラインの虫食いも起こりにくいかも?

締 結ボルトは4mmスパナで締めます。

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と ころが15Tの表面はロックリング(12T)が締め合わせられますから、締結ボルトが突き出してしまうと具合が悪い。、

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ボ ルトの先を慎重に削って、15T表面に合わせます。(削り過ぎたら締結のためのネジ部が不足してしまいます。)

021

ス プロケットのセットができました。

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フ リーハブのスプラインに差し込みます。

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ロッ クリング(12T)をねじ込みます。手で入れただけですが、あとでチェーンのテンションがかかると締めこまれます。

実 際にギアチェンジ動作がどうなるかは、後のお楽しみで。

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