ギヤ磨耗で歯とび 【じてめん】

 MIYATA Comfort のボスフリー
 

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チェンを交換して試走したときは大人しく走ったので気が付きませんでしたが、息子は「立ち漕ぎなどするとクランクがガクッとぶれる」と言います。

あらためて乗って踏み込んでみると、あーこれは「歯とび」だなー (2013年4月17日)

 

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トップのギヤが特に、チェンが当たる面が光っているようです。
 

伸びたチェンのままで力いっぱい踏み込んでいたために、ギヤが削り込まれてしまったのでしょう。
このたびチェンを新品に換えたために、磨耗したギヤと合わず「歯とび」が発生したというわけです。

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ホイールを外すので、まずVブレーキのワイヤーを金具から外して、ブレーキシューを開いておきます。

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外したホイール。
 

ボスフリーを外すため、まずギア側のハブナットを外します。(この写真では向こう側になっちゃってます。)
 

 

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外したハブナット。スペーサーとしてワッシャ2枚も入っていました。

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シマノのフリー抜き工具。
 

左がTL−HG15。右がTL−FW30。
似ているがFW30の方が径が小さい。
 

このボスフリーはTL−FW30の方でした。

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フリー抜き工具を差し込んで、

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大型のレンチで回します。

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ボスフリーが外れたあと。

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外したボスフリーMF−TZ07。
 

トップギヤの歯が削られて痩せています。そのぶん歯と歯の間が妙に広がっています。

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新品のMF−HG37。
MF−TZ07と歯数構成は同じで、すこしグレードが上らしい。


トップギヤの歯並びがぜんぜん違います。これが正常です。

 

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MF−HG37をホイールに取り付けます。
 

チェンが掛かるとねじは締めこまれる。

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ホイールを車体に組み戻します。
 

ホイール軸の位置をディレイラー側から合わせて、

 

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ホイールが本体中央に収まるように注意します。

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最後に忘れずに、Vブレーキワイヤーを金具に掛けておきます。
 

(おわり)



……摩耗したクランクシャフトがそのままでした。それについては、→こちらへ。

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