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タイトル: 映画「ヴィドック」
日付: 2002年 02月 06日 20:14
フランス製ゴシック・ミステリー映画、「ヴィドック」を見てきました。
いままでフランス映画というと、密な恋愛映画というイメージだったんですけど、まったくその印象を払拭してくれました。
CMやチラシだとわかりにくいんですが端的に何の映画かというと、怪奇探偵モノ、日本的に言えば怪人二十面相や金田一耕介の雰囲気で見ると良いです。
タイトルでもあるヴィドックは実在した人物で、犯罪者から警察の密偵そして重鎮、それから私立探偵という経歴の持ち主。
「レ・ミゼラブル」のモデルにもなっており、フランスでは押しも押されぬ探偵ヒーローなのだとか。もちろん和風の探偵モノとは一味違います。
画面が、全編通してデジタルビデオ撮影されていて、それを生かした編集や演出がなされています。
画面ごとの明暗やわざとクリアに見せたりぼかしたりという効果によって、シーンでの印象を強めたり、メリハリの効いた映像でスピード感のあるテンポの良い進行で、事件解決の鍵とともに最後まで目をスクリーンへ釘付けにしてくれます。
また、ダーク・ゴシックというのでしょうか?フランスの動乱時代の下町の貧しさ、狭さ、いかがわしさなどが満載です。
映画としては、劇場のスクリーンで見るほうが良いと思います。
ミステリーなのでネタがわかってしまうと、私としては2度は劇場では見られないのですけど、間違いなくお勧めの一本です。
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