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投稿日付: 2002年 01月 16日 22:55
タイトル: 映画「ハリーポッターと賢者の石」
原作を読んでいないので、純粋に映画の感想です。
一本の映画として、とても楽しかったです。
わかりやすいファンタジーの冒険物。
子役たちもかわいいし、よく演技できるし、魔法の生き物、特に宿舎を決める帽子は魅力的です。
魔法の映像での描き方の見本としても残る映画だと思いますし、続編も決定済みなので残るでしょう。
とはいえ、見ていて原作を読んでいなくても、完成した状態なのに使われなかったフィルムを編集段階で沢山出したのだろーな、と感じました。
ハリーが預けられていた家族から連れ出されるまでの密度と、とくに鏡にまつわる辺りのストーリーの描きこみの密度が違う気がします。
また、映画の最後で宿舎のランキングが発表されますが、そのシーンでライバルのスリザリン宿舎のメンバーは、おそらく原作ではもっと主人公たちに頻繁にか、ひどいちょっかいを出したのではないかと思いますし、そのシーンも撮ってあったのではないかと思うわけです。
映画だけの情報で、主人公たちの宿舎が勝ってしまう辺りは、スリザリンが少々可愛そうにもなります。
原作を読んだ人の感想を人に聞いたりサイトで読んだりしていると、特に「クィディッチ」という魔法のほうきに乗って空中で行うバスケットのようなスポーツが、ビジュアルになったおかげでわかりやすくなった、意見に出会います。
この辺りは原作を読んでいないので比較は出来ませんけど、画面で見ているとわかりやすいスポーツだと感じます。
この辺りは原作を読むときのお楽しみといったところでしょうか。
ファンタジー好きで残念だったのは、使い魔が活躍するシーンがほとんど無かったことです。
特にハリーの使いまである白いふくろうは立派なふくろうで、白い姿は惚れ惚れするほどなのですけど、眠れないハリーの前にいたり、配達物を持ってきたくらいで、パンフレットでもハリーが連れていて絵になっている写真が出ていますけど、それほどの活躍はありませんでした。
魔法使いの使い魔といえば、ただのペットとは違うのに。
あとはゲーム好きからだと、魔力の消費を気にしない魔法であるのは、ちょっと優しい話だなー、と思ったりもします。
でラスト、原作では伏線が張られているとあとから聞きましたが、なぜハリーが賢者の石を持っているのかが、映画を見ているだけではわかりませんでした。
事態が収まってから、病院のベッドで起きたハリーに校長がなにやらその理由らしきものを話すのですが、いまだによくわかりません。
ラスボスで一本取られて楽しかった分、末尾の不一致な印象は残念です。
原作を読んで埋めることにしますか。
贅沢を言うなら休憩をはさんで3時間上映で、さらに密度の高いものが見たかったかもしれません。
それはDVDか完全版待ち?
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