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タイトル: 気分
初出日付: 001年 05月 01日 21:05
自転車に乗ってその風景の中にいた時、先は「未知」だった。
時計兎(*1)が前を行き、右から二番目の星(*2)が先に光って、
ペダルをこぐチカラだけで、どこまでも行けそうな気がした。
深夜に輝くシグナルを、目に眩しく感じてハンドルを握る今、
僕はその先になにがあるのか、もう知っている。
次の夜明けで始まる「日常」。
昨日の報酬としての「日常」。
たださらに次の日の「日常」。
だれも「白いウサギを追え」とは囁いてはくれず、(*3)
「夜明けまで直進だ。発進!」なんて指示はない。(*4)
「行く」だけで行き着くネバーランドなんてない。
「願う」だけで手に入るワンダーランドなどない。
どの星が「右から2番目」かは自分で決めよう。
誰かの時計兎になることで「日常」を変えよう。
見えてしまった未知をどこかで曲がってみよう。
ずっと続く道の途中だし、休んでみてもいいさ。
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