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タイトル: 「魔法使い」は「口八丁」
初出日付: 2001年 04月 09日 01:28
その1。
先日、勤め先が創業25周年を迎えました。記念品のポータブルCDプレーヤーを受け取って午後遅くからは式典があり、そのあと某レストランで立食パーティーとなりました。
業務の後のためか、ほとんどの人が壁際に並べられた(というか「よせられた」)イスに座っていました。が、それはおいといて。
それが終わって会場を出るのに荷物を持ったところで、後輩の一人が普段からするとずいぶん大きなバッグを持って四苦八苦していました。
「どうしたの?そんなでかいの抱えて?」
「記念品がかさばるんですよ〜。」
そういいつつ見せたカバンの中には、箱に入ったままのCDプレーヤーがドッカリ入っていました。
実際にはもらったところで中身を見ているので、本体の丸いボディーはCDそのものと大して変わらない程度しかなく、厚みも2センチもありません。ですが、それが入っている商品としての化粧箱がとても上げ底なのは言うまでもありません。
そんな後輩に言いました。
「箱なんて会社に置いてくりゃよかったじゃない。いらないんなら捨てられるし。」
「ポカンっ」とした表情で一呼吸置いてから、後輩は叫びました。
「あ〜っ、なんでそれを早く言ってくれないんですかぁ〜!!」
その2。
友人で某大企業に勤めているのがいます。
それはもう、お役所のように上下関係の厳しいところで、組合はうるさいから計上してはいけないが土日も出社するのが当然、という社風。
で、よくあることですが、偉い方がいまいち効率よくビジネスも仕事もしてくれない。
(これから社会人の方、腹をくくっておいたほうがよいですよ。世の中は世知辛くて理不尽です。)
それを呑み会で先輩などに漏らしたところ、その友人は「あなたがあの人(偉い人)の面倒見なくては。」といようなことを言われたそうです。
で、それが私との話の中で出てきました。まあ平たく言えば、お互い愚痴っていたわけです。
その話に対して私が返事を考えていたとき、こんな風な思考をたどりました。
「上で司るから『上司』なんだから、しっかりしてほしいよねぇ。
シタからツカサドルのなら、もらう給料が逆だよね。」
で、ネットを介してだったので、これを活字で入力していたのです。
そして、
「(略)〜。しっかりしてほしいよねぇ。
下から司るのなら・・・・それって『下司』じゃん。」
漫画でよいアイディアが浮かんだときに電球がともる絵はポピュラーですが、自分でそんな感じがしました。
さて、これらは私がたまたま、そうなったというレベルの話です。
これらのような事を意識的にできたら、それに影響を受ける人にとって魔法のような効果があると思いませんか?。
中世の魔法使いが、貴族に『賢者の石』を研究するための費用を持ってもらうために口説いたように。
『下司』げす 【下種・下衆・下司】(大辞林第二版から)
(名・形動)
(1)品性が下劣なこと。また、そのような人やさま。「―な考え」
(2)身分の低い者。素性のいやしい者。下賤な者。
(3)召し使い。「食(めし)たかせける女のむめといふ―なり/浮世草子・五人女 4」
(4)(「下司」と書く)「げし(下司)」に同じ。
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