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タイトル: 花見
初出日付: 2001年 04月 01日 21:42
桜は「ハラハラ」舞う。
頬へかすかにしか感じられない微風に、
一枚づつ白い花びらが、まばらに降る。
いや、それは人が理解するための擬音。
桜華は音など立てはせず、舞い降りる。
それを眺めながら歩く、玉石敷き道で、
踏みつける音を「ザクザク」といって
本当のことは伝えられはしない。
それはあまりにも日本的な心象。
ワシントンには桜の木があるそうだ。
だけど「花見」という行事はしない。
ピクニック・ランチは頻繁にしても、
「チェリーブロッサム」を愛でるだけで
私たちほどなにかを象徴はしていない。
それは「みやび」というのだろう。
それは「ふぜい」というのだろう。
身に染みた「ワビ/サビ」が思わせる、
それは4月、終わりと始まりに連なる、
「想い」のカタチなのだ。
桜は「はらはら」舞う。
そして「想い」には音はない。
補足:
今日、親戚筋と都内の駒沢公園というところで花見でした。
従姉妹が結婚して、その共通の友人や、叔父や叔母や他の従兄弟と。
ワシントンの云々は、結婚した従兄弟夫婦が海外で生活していたのと、その友人で英語オンリーの人と片言の英語でいろいろ話していたからです。
「文庫帳」でも紹介しますが、ちょうど「菊と刀」というアメリカと日本の文化比較論を読んだせいもあって、ちょっとセンチでした。
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