第４部スタートということで、いままでの人物が新しい立場になると同時に、敵の次の手と、新しい人物が登場して、まだまだ分からないことばかり。とはいえ読み応えは相変わらずで、続きが楽しみです。とくにカーランのファンは、彼女にフォーカスしている巻なのでお勧め。

作者の理系頭脳全開といった趣の本作。操船難易度の高い航路と、海賊たちの襲撃までの宇宙船航行のリアリティ、そして後半の大騒ぎでのケレン味と、これまでのシリーズでも読み応えがある一作です。

スタトレにしては、ヒロイックな面が強いのでなんですが、過去の作品やエピソードが組み込まれていて楽しめるのは、このシリーズのさすがなところ。思わず古いTVシリーズのノベライズを引っ張り出したくなります。
とりあえずは、カーク・サーガはひと段落だそうです。

数で劣るアル＝ソアの軍は、転移を駆使してショーンチャン軍に抗していたが、苦戦は免れなかった。
その挽回策として、アル＝ソアはカランドアを携えてきたことを明かし、その力を行使する。だが、その代償は、アル＝ソアの予想を超えた。裏切りと、悲しい決断とをせざるを得ないアル＝ソア。
一方、白い塔ではアエズ・セダーイの誓いに対して、ひそかな陰謀が進攻していた。

ベストセラーとなっているコミュニケーション不全についての一冊。
なるほどと同感しやすい整理のされ方だけど、これがベストセラーになってしまうところが、世も末な・・・。
ちなみに私はこの本、いただきものです。

デュマシオンの元、連合を組んだ諸国はその都をイシュカークから移した。
ときを同じくして、デュマシオンはエアリアルを愛妾とすることを発表する。
その順調さの一方で、暗躍と、別の「龍」が起きようとしていた。一度は身をやつしたガイザスが立ち上がったのである。

シリーズの区切り編。他のワースとの関連が見えて面白いんだけど、相変わらず操兵は超絶的。で、シリーズは区切りだけど、同主人公で続きます。