みちみち文庫帳 | Intelligent Century Earlybards | |||||
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2002年 3月 29日 | |
ロールプレイングワールド | |
第ゼロ回ティーンズノベル・フェスティバルのイベント・クロージング・プレゼントで当たったエニックスEXノベルズ20冊セットの1作。なので新書です。 埋立地に出現したコンシューマーRPGを現実に取り出したアミューズメントパーク「メクルム」。 入国したとたん、入国者は家庭用ゲーム機でRPGを1人遊ぶのではなく、現実にメクルムの旅人の1人として他の旅人との交流が実現し、真の意味で「体験」する冒険やコミュニケーションを、ハイテクノロジーで実現した夢の国。 そこを訪れて非バーチャルなステージで紡ぎだされるドラマが楽しいです。 三人の仲良し小学生が機転を利かせて、創始者にしてラース国王でもある夏目空太朗に「英雄」と称えられるまでの冒険、音楽活動に熱い想いを持つ青年カイとフルート奏者の卵ユウの加わるバンドの物語に、その夢の国を作り出した夏目とその部下などのスタッフの戦いの三篇が楽しませてくれます。 | |
データ | 著:竹内 真流太 発行:ENIX 2001年6月8日 |
2002年 3月 26日 | |
黒竜戦史1 偽の竜王 | |
月刊されるハイ・ファンタジー「時の車輪」の通算32巻。 シリーズの区切りだったので、数ヶ月ブランクがあっての登場です。
ケーリエンをアイール人の軍勢によって、アンドール王国を竜王の超常の力で支配下においたアル=ソアは、闇王との戦いを見通して絶対力を使う軍勢を作ろうと動き出す。そこへ現れた<偽の竜王>マツリム・テイムを、アル=ソアはその教師役にいきなり抜擢してしまう。 | |
データ |
原題:LORD OF CHAOS 著:ロバート・ジョーダン 訳:斎藤 伯好 発行:早川書店 2002年3月15日(原書:1994年) |
2002年 3月 23日 | |
傭兵伝説クリスタニア 異界の決戦 | |
封印が解かれた混沌の中にあった古代魔法王国カストゥールの「転移の門」。そこにとらわれていた魔法使いの軍勢は、自分たちに無限の魔力をもたらす魔力の塔を建造しつつあった。 暗黒の民を束ねる騎士王ディラントは、魔法使いのそそのかしに乗じて単身行でそのありかを探ろうと姿を消す。 一方でカストゥール軍勢の猛攻撃をうけ、リュース率いる「獣の牙」はベルディアにおける砦を失っていた。 落ち延びる獣の牙の傭兵たちだったが、助けを求めた先である暗黒の民の王城<ダークスフィア>は騎士王不在で政情が不安定で、とても安全といえる状態ではなかった。 それを脱出してくるディラントを迎えに行き、早期に解決をしようとするリュース。 結局、ディラントとリュースでまとめた暗黒の民と獣の牙の連合部隊は密林の奥へ進軍する。 古代王国の軍を裏切ったジェイナスの力もあり、偽者の塔を粉砕し本物の塔の稼働も防ぐ一行だったが、それはジェイナスの計略の一部でしかなかった。 前2冊は関連する短編集、そして長編で締めくくる「傭兵伝説」完結編。 「クリスタニア・サーガ」もこのあとは「秘境伝説」が残るのみで、小説化は原作者である大御所、水野良によるのだそうです。 | |
データ | 著:白井 英/原作:水野 良 発行:メディアワークス 2002年3月25日 |
2002年 3月 20日 | |
新フォーチュン・クエスト8 待っていたクエスト エピソード3 | |
解決されてしまった七つのクエストを初期状態にもどさなければ、ダンジョンから出られないという呪いを受けてしまったパステル一行。 すでに解決したクエストに始まって、なんとか解決済みクエストをリセットしていくが、雲の形の板の形をした案内人のリチャードも知らない穴やモンスターがいたりして疑問が増えてきて・・・。 ほのぼの&一所懸命なシリーズの新作で「待っていたクエスト」と銘打っているシリーズ3作目。 英雄ではなくファンタジーTRPGでいちばん良く遊ばれる、かけだし冒険者の冒険がのびのび楽しめる楽しいシリーズです。 | |
データ | 著:深沢 美潮 発行:メディアワークス 2002年3月25日 |
2002年 3月 18日 | |
フィルムとしてのガンダム | |
最初の「機動戦士ガンダム」が、どれだけ「ドラマ」していたかという点から、一介のファンから一般企業の管理職まで経験して著述業へ転身した著者が解説する内容。 フイルムでのキャラクターの服装や、台詞なしに顔やジェスチャーで表現される「劇」が、それまでのアニメーションといかに異なる効果的なものであったかがよくわかります。 | |
データ | 著:氷川 竜介 発行:太田出版 2002年3月12日 |
2002年 3月 16日 | |
暁の娘アリエラ(下) | |
エフェラやジリオラに釘をさされながらも、シリーンとともに帝国の支配層の若き世代の者たち--サディア家クライン公子、ボザーン家テリアン公子、リディエラ公女らの心情や意見を聞いて学んでいくアリエラ。 彼女を支えているのは「苦しんでいる人を自分の力で助けたい。」という強い想い。 だが魔法を使う刺客が彼らを狙っていた。それを退けるために関わったエフェラとシリーン、そしてアリエラが会うことになった刺客を差し向けた主とは。 | |
データ | 著:ひかわ玲子 発行:講談社 2000年7月5日 |
2002年 3月 16日 | |
暁の娘アリエラ(上) | |
かつて傭兵家業から、ムガール皇帝の血を引く身でありながらその帝都の地下に眠っていた礎である「夢石の玉座」を砕き、女帝の地位も棄てたジリオラ。 その相棒で、その後に圧倒的な力をもつにいたった魔法使いエフェラ。 その事件から時はたったが、夢石を失ったとはいえ帝国を構成する3公家の対立は、エフェラの息子シリーンを巻き込んだ事件につづき、ジリオラの長女ディオラの誘拐事件を引き起した。 だが、実際に連れ去られたのは次女で<暁の娘>の意を名に持つアリエラだった。 魔道士ギルドの助力でアリエラをあっけなく見つけたシリーンだったが、アリエラは「帰らない」と言い出して・・・。 いまはなくなってしまった出版社から出ていて講談社X文庫で再刊された「女戦士エフェラ&ジリオラ」シリーズの最新作。 | |
データ | 著:ひかわ玲子 発行:講談社 2000年7月5日 |
2002年 3月 15日 | |
エンディミオン(下) | |
惑星ハイペリオンで危険な狩りのガイドで生計を立てている若者、ロール・エンディミオンは、その客の1人で彼の注意などを無視したえらぶった尊大な男性客に彼の愛犬を殺されてしまう。 逆上したエンディミオンはその男を殺してしまう。男はたとえ殺したとしても復活する聖十字を身につけたカソリック教会<パスク>に帰依する者であったが、エンディミオンはそのために弁護もつかない裁判で一方的に死刑を言い渡されてしまう。 だが、死刑椅子に座らされた彼を窮地から救ったのは、三百年ほどもまえにハイペリオンへ「巡礼」へやってきて数々の伝説を残したうちの1人、詩人のサイリーナスその人だった。 ここからエンディミオンは祖母に聞かされた「お話」だった、ハイペリオンと宇宙、そして人類と放逐された<テクノコア>までを大きく巻き込む冒険への第一歩が始まった。 そして運命の少女アイネイアーとエンディミオンは出会う。 ハイペリオン・シリーズ、第三部です。 読み進めていると見栄えは冒険活劇なのですけど、張られている伏線が展開されたり、状況の描写の順番やシチュエーションの使い分けでグイグイ読ませてくれます。 | |
データ |
原題:ENDYMION 著:ダン・シモンズ 訳:酒井 昭伸 発行:早川書房 1996年(原書) 2002年2月28日(日本語文庫版) |
2002年 3月 12日 | |
エンディミオン(上) | |
惑星ハイペリオンで危険な狩りのガイドで生計を立てている若者、ロール・エンディミオンは、その客の1人で彼の注意などを無視したえらぶった尊大な男性客に彼の愛犬を殺されてしまう。 逆上したエンディミオンはその男を殺してしまう。男はたとえ殺したとしても復活する聖十字を身につけたカソリック教会<パスク>に帰依する者であったが、エンディミオンはそのために弁護もつかない裁判で一方的に死刑を言い渡されてしまう。 だが、死刑椅子に座らされた彼を窮地から救ったのは、三百年ほどもまえにハイペリオンへ「巡礼」へやってきて数々の伝説を残したうちの1人、詩人のサイリーナスその人だった。 ここからエンディミオンは祖母に聞かされた「お話」だった、ハイペリオンと宇宙、そして人類と放逐された<テクノコア>までを大きく巻き込む冒険への第一歩が始まった。 そして運命の少女アイネイアーとエンディミオンは出会う。 ハイペリオン・シリーズ、第三部です。 読み進めていると見栄えは冒険活劇なのですけど、張られている伏線が展開されたり、状況の描写の順番やシチュエーションの使い分けでグイグイ読ませてくれます。 | |
データ |
原題:ENDYMION 著:ダン・シモンズ 訳:酒井 昭伸 発行:早川書房 1996年(原書) 2002年2月28日(日本語文庫版) |
2002年 3月 6日 | |
聖刻群龍伝 亢龍の刻 第1巻 | |
すいません、文庫ではなく新書ノベルズです。
いまわの際の皇帝より異民族討伐の最高指揮官である「征夷大将軍」の地位と、皇女サクヤーを託されたデュマシオンだったが、彼を英雄として沸き立つ民衆を前にしても気は晴れない。 | |
データ | 著:千葉 暁 発行:中央公論新社 2001年10月25日 |
2002年 3月 5日 | |
ブラック・ローズ ミッドナイト・ブルー外伝 | |
パンク吸血鬼ソーニャ・ブルー3部作のその後を、TRPG「ヴァンパイア・ザ・マスカレード」の世界観とタイアップして描く外伝。 新旧の吸血鬼ファミリーが対峙するスラム、「デッドタウン」。その狭間でミラーグラスをかけた昼間でもうろつく吸血鬼の女である「よそ者」は、吸血鬼を狩る吸血鬼としてさまよい、変わらずに自分のなかの「彼女」と戦いつづけていた。 | |
データ |
原題:A DOZEN BLACK ROSES 著:ナンシー・A・コリンズ 訳:幹 遥子 発行:早川書房 1998年10月15日(原書1996年) |
2002年 2月 25日 | |
竜は海原を燃やす ドラゴンマーク6 | |
「滅んだ世界のもう一人の自分の魂」とともに並行世界を転戦し、多様性を守る竜の傭兵「ドラゴンマーク」。 在人は以前のドラゴンマークとしての戦いの中で、幼馴染の亮子もドラゴンマークとして異世界で戦っていたのを知った。 だが彼女は、在人のまえで平行する歴史を持つパラレルワールドを粛清しようとするディーヴァの側に立って戦う「紅の鴉(クリムゾン・クロウ)」とともに次元の彼方へ消え去った。 それを何とかして追跡を始めようとする在人は、再びドラゴンマークとしての戦いに身を投じる。 今度の世界は大航海時代に似ているが魔法や異形の存在し、なにより自然の次元の中継点が存在する世界だった。 そしてディーヴァが利用している次元中継点を利用しようとする「紅の鴉」と共に、亮子もこの次元にやってきていた。 | |
データ | 著:友野 詳 発行:富士見書房 平成14年2月25日 |
2002年 2月 18日 | |
魔石の伝説1 冥界からの急襲 真実の剣・第2部 | |
真実の剣、待望の第二部開始です。 魔王ダークン・ラールを<魔道士の掟その1>を用いて倒した次の日、探求者リチャードと贖罪師長カーランが出立した後の宮殿で、第一級魔術師のゼットと<境>の番人チェイスはラールの命を奪った<箱>を前にして、別の脅威に襲撃される。 それが死の世界である「地下世界」から放たれた魔物であるのは、間違いがなかった。ラールを倒したことで、2つの世界の境界がほころびたのだ。 一方、リチャードとカーランは旅路で助けてくれた泥の民の村で、結婚までしようとしていた。 ところが、リチャードは強烈な頭痛に悩まされ、そして境界の綻びは2人にも災厄をもたらそうとしていた。 | |
データ |
原題:STONE OF TEARS 著:テリー・グッドカインド 訳:佐田 千織 発行:早川書房 2002年2月15日(原書1995年) |
2002年 2月 13日 | |
嵐の獅子たち グイン・サーガ83 | |
クリスタルパレスから脱出したグインは、リンダとスニを伴って自軍と合流を果たす。 そしてリンダをナリスの現在の居城、マルガへ無事に届けることを確約する。 一方、王国軍の攻撃で壊滅しかけていたダーナムの街では、予期しない援軍の到来を迎えていた。 それはナリスとの密約を信じて3万の兵を率いてきた、いまや「殺人王」の異名をとるイシュトバーンであった。 だが、世界に悪名とどろくゴーラ王に、ダーナムを助けたにしろナリスの軍は便りどころか使者への返答もよこさない。 ただただナリスとの共闘を求めてきたゴーラ軍は、帰還の道程は遠く、補給も確保していない。 ナリスに拒絶されたら敵地で孤立する−−その恐れが、イシュトを蝕んでいく。 マルガを目前にして腰を据えたゴーラ軍。そこへ正体不明の騎馬の軍勢が踊りこんだ。 一騎当千の戦いをする敵にイシュトはいつもながらの獅子奮迅の戦いを見せるが・・・。 大河シリーズ83巻。 | |
データ | 著:栗本 薫 発行:早川書店 2002年 2月15日 |
2002年 2月 8日 | |
話を聞かない男、地図が読めない女 男脳・女脳が「謎」を解く | |
文庫ではなく一般書です。m(_ _)m 近代化されるまで何万年も「男が狩猟、女が子孫を育てる」という生物的な役割分担は男女平等がうたわれる現代でもまだ残り、本能の反射はどうしようもない。 社会的な平等と、生物的な習性は別と考えてコミュニケーションを取りましょう、というお話。 身体はそれぞれでも、生まれによってのホルモンバランスなどでいずれかになりがちな「男脳」「女脳」の判定テストもあります。 原書も最近の本で日本やアジアも考察には含まれているため、「欧米人の分析はあてはまらない。」ともいえないですよ。 | |
データ |
原題:Why men don't listen and women can't read maps 著:アラン・ピース&バーバラ・ピーズ 訳:藤井 留美 発行:主婦の友社 2000年4月25日(原書1998年) |
2002年 2月 5日 | |
魔法使いの困惑 魔法の国ザンス第14巻 | |
復活して長い別離の時を取り戻したゾンビーの頭と幽霊のミリーの娘、ラクーナも三十路を越えて4年。夫も持たず、自ら空虚な日々と考える日常をなんとかしようと、一年の奉公と引き換えに魔法使いに答えをもらうためにハンフリーの城までやってきた。 もう何年も行方不明のハンフリーの代役であるグレイ・マーフィーは、その若さゆえに<答の書>を読み解けず、できるのはハンフリー本人だけ、会うためには地獄の待合室へいって、という難題を突きつけられる。 だが、地獄の待合室で会うことの出来たハンフリーは、答と引き換えに彼の半生をラクーナ自身の魔法の力で書き記せという。 語られるハンフリーの半生は、波乱万丈でそれはそれは驚くべきものだった。 | |
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原題:Questuon Quest 著:ピアズ・アンソニィ 訳:山田 順子 発行:早川書房 2002年1月31日(原書1991年) |
2002年 2月 3日 | |
鏡像世界からの侵略(下) STAR TREK THE NEXT GENERATION | |
クラシック・トレックでカーク艦長を演じていたウィリアム・シャトナーが自ら描く「オールスターキャスト・スタートレック」ともいえるシリーズの翻訳第3弾。 もう1人のピカードのために正当なピカードはエンタープライズEを奪われ、強制収容所に放り込まれてしまう。 その中でも脱走とエンタープライズの奪還を図るピカード。 そのころカークは誘拐者たちと利害の調整をした上で、地球連邦をも説き伏せ、スポック、マッコイとともに問題の解決に奔走しようとしていた。 その目指す場所は、ゴールデン不連続空間宙域。それはエンタープライズがボイジャーと邂逅した宙域でもあった。 俳優であったウィリアム・シャトナーが自らの役であるカーク艦長を活躍させるという前代未聞のシリーズでありながら、旧シリーズ、「ネクストジェネレーション」「ディープスペース・ナイン」「ボイジャー」という他シリーズとも整合性が高く、説得力のある設定と物語がとても楽しいシリーズです。 ラストシーンも、ファンを十分引き付けてくれるものになっています。 | |
データ |
原題:STAR TREK THE NEXT GENERATION "SPECTRE" 著:ウィリアム・シャトナー 訳:斎藤 伯好 発行:早川書房 2002年1月31日(原書1998年) |
2002年 2月 2日 | |
鏡像世界からの侵略(上) STAR TREK THE NEXT GENERATION | |
クラシック・トレックでカーク艦長を演じていたウィリアム・シャトナーが自ら描く「オールスターキャスト・スタートレック」ともいえるシリーズの翻訳第3弾。 宇宙連邦の最新最強の航宙艦エンタープライズEは、ピカード艦長の下で艦の能力には似つかない哨戒任務をこなしていた。 その目前に、五年前に行方不明になった航宙艦ボイジャーが出現する。 絶望視されていた帰還に祝福を送るピカードだったが・・・。 一方、隠遁を決め込んでいたカークは、招待された地球域でのレセプションの最中に誘拐されてしまう。 持ち前の能力で対等な関係を築きかけた相手は、自らをジェインウェイと名乗った。 その名は帰還を絶望視されたボイジャーの艦長の名であるはずだった。 彼女はカークが自分たちの宇宙を陥れたとカークを憎んでさえいた。 そして彼女に指示をしている人物とは。 | |
データ |
原題:STAR TREK THE NEXT GENERATION "SPECTRE" 著:ウィリアム・シャトナー 訳:斎藤 伯好 発行:早川書房 2002年1月31日(原書1998年) |
2002年 1月 20日 | |
新フォーチュン・クエスト外伝3 パステル、初めてのクエスト? | |
本編開始まえの時期の、おなじみパーティーが結成されるまでのお話シリーズ完結編。 クレイ、トラップ、キットン、パステルにルーミィーの五人は、トラップが女の子を口説いてもらってきたらしい優しいクエストをこなすため、後に彼らの本拠地となるシルバーリーブ村の近くで洞窟に挑もうとしていた。 地図をみるとまっすぐに伸びている洞窟の奥に部屋があり、宝があるとのこと。 入り口の罠にかかりつつも何とか侵入した洞窟について、地図は間違っていないものの想像とはあまりにも異なる状況に、四苦八苦どころか死にそうな目に会う一行。 どうしようもなく、シルバーリーブ村に引き上げた五人が知らされたこととは・・・。 やっぱり面白いです。今回はダンジョンについても一本取られたのは、パーティーのメンバーだけではなくて読者もです(笑)。 | |
データ | 著:深沢 美潮 発行:メディアワークス 2001年10月25日 |
2002年 1月 19日 | |
フォーリング・エンジェル ミッドナイト・ブルー | |
パンク吸血鬼ソーニャ・ブルーの第3部作完結編。 宿敵モーガンを取り逃がしたソーニャは、事件の合間で引き取ることになった天使と同じ瞳を持つ赤ん坊レーテをパーマーとともに南米へ身を隠して育てようとしていた。 だが、レーテは三歳にしてティーン・エイジャーもかくやという成長を遂げてしまう。 そのレーテが突如始めた行動によって、ソーニャはパーマーとレーテの両方を失ってしまう。 失意のソーニャは生き様をモーガンへの復讐へと単純化し、見つけたモーガンと対決する。 だがレーテの行為はソーニャがモーガンと戦い、それが人間と<真世界>へ与えた影響に大きく関わっていくことを当のソーニャとパーマーは知りようもない。 そしてついについた復讐決着の後、自分との対決も解決したソーニャはレーテの正体とであって真実を語られるが・・・。 面白かったです。特にソーニャとレーテの変貌と役割は見所です。 | |
データ |
原題:MIDNIGHT BLUE The Sonja Blue Collection 著:ナンシー・A・コリンズ 訳:幹 遥子 発行:早川書房 1997年5月31日(原書1995年) |
2002年 1月 14日 | |
ゴースト・トラップ ミッドナイト・ブルー | |
パンク吸血鬼ソーニャ・ブルーの第2作。 落ちぶれた探偵のパーマーは、突然に破格の報酬で1人の女性を探し出すことを依頼される。ターゲットは「ソーニャー・ブルー」。 これをきっかけに、パーマーは<真世界>に踏み込むことになる。 パーマーを介して貴族吸血鬼のパングロスが、彼女に復讐の相手であるやはり貴族吸血鬼モーガンの情報を与えることで、モーガンの謀を妨害しようとしていたのだ。 かくして、モーガンの居所を突き止めるソーニャとパーマー。 その隠れ家とは、ゴースト・トラップ館、気の違ってしまった建築家が悪魔と結んで建てたといわれるのろわれた館、だった。 | |
データ |
原題:MIDNIGHT BLUE The Sonja Blue Collection 著:ナンシー・A・コリンズ 訳:幹 遥子 発行:早川書房 1997年5月31日(原書1995年) |
2002年 1月 13日 | |
ほしからきたもの1 | |
米軍プロペラ戦闘機「ムスタング」を駆って、超極秘に宇宙からの飛来物体を迎撃する「国連宇宙軍」の基地に降り立ったパイロット、ベル・アラートはたった12歳の少女。 闖入者なりの扱いを受けるベルだが、その実力が明らかになっていく中でついに未確認飛行物体と遭遇する。 1960年のこの世界では、それを迎撃できるのは核弾道弾ミサイルだけで、それも正確に誘導するには戦闘機の観測データがすべてだった。 笹本祐一の新シリーズ!架空の1960年代が舞台のノリのよいメカものSFです。 | |
データ | 著:笹本 祐一 発行:角川春樹事務所 2001年10月18日 |
2002年 1月 10日 | |
黄昏の岸 暁の天(下) 十二国記 | |
李斎は片腕を失いながらも回復した。だが泰麒が蓬莱に流されたかもしれないとなった時点で彼女や陽子は、行き来ができる麒麟に頼らざるを得なかった。 そうしてようやく見つけた泰麒は、「一年間神隠しにあった不気味な子ども」として虐げられ、そのことを自分の責めとした自虐に押しつぶれされる寸前であった。 | |
データ | 著:小野不由美 発行:講談社 2001年5月15日 |
2002年 1月 9日 | |
黄昏の岸 暁の天(上) 十二国記 | |
次元の異なる現代日本を「蓬莱」と呼ぶ、天帝のしろしめす世界「十二国」。 虚海に単独で浮かぶ数少ない国の1つ「戴国」では、王と、王を選ぶ麒麟との両方が行方不明となり、国は荒れ果て、妖魔の跋扈する国と化していた。 そこから、蓬莱出の王である陽子が納める「慶国」へ戴国の女将軍である劉李斎が助けを求めてくる。 行方不明の王と麒麟を探し出し、戴の民を助けて欲しい。 そのころ戴の麒麟である泰麒は虚海のかなた、蓬莱に放り出されていた。麒麟である自分の本質も失ったままで。 | |
データ | 著:小野不由美 発行:講談社 2001年5月15日 |
2002年 1月 4日 | |
百鬼夜翔・水色の髪のチャイカ | |
汎用TRPG「ガープス」の公式日本製ワールドの1つである「妖魔夜行」の継続シリーズ「百鬼夜翔」のアンソロジー通算5冊目。 人の強烈な「想い」によって、妖怪としての自我を持つに至った人形2体。 一体は人気コミックの主役「チャイカ」。一体は十九世紀につくられた機械仕掛けの「ブリギッテ」。 だが両者に注がれた執着の違いは、妖怪となったこの2体の人形の運命をまったく違うものにしてしまった。 表題作のほか「屍の夜」「盗まれた町」を収録。 | |
データ | 著:秋口ぎぐる/高井信/山本弘 発行:角川書店 平成14年1月1日 |
2002年 1月 3日 | |
ブレイク−エイジEX/ロアゾオ・ブルー1 | |
「ロアゾオ・ブルー」とは「青い鳥」のこと。 ユーザーが自機をカスタマイズ可能な対戦ロボット・シミュレーションゲーム「デンジャー・プラネット」。 その新バージョンを使って行われた初めての世界参戦100機×100機の大作戦。 それにまったくカスタマイズしていない機体で優勝してしまう暮林明(くればやしあかり)少年。 彼を憎しみの目で見つめる美少女フォンと「ロアゾオ・ブルー」をかけて対戦しようとしたそのとき、やはり青い鳥は物語のとおり逃げ出してしまう。 コミック・アスキーで連載していた近未来ゲーム・ラブコメ「ブレイク・エイジ」と同一ワールドの続編。 つぼを抑えていて楽しいシリーズです。 | |
データ | 著:鍋本ちぇいある/原作・監修:馬頭ちーめい 発行:エンターブレイン 平成14年1月1日 |
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