ママチャリを改造してパパチャリ 【じてめん】

BS カルミグラ の改造 (5)

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改造から16年(〜2008年)、パパチャリ=カルミグラは今も走っています。
先日BBセットの磨耗がひどかったので交換しました。これでまた延命しましたね。

今は気のきいたコンフォート・バイクがたくさん市販されています。しかしカルミグラの改造当時、そういうものはほとんど見当たりませんでした。ですから、もう自分で気の済むように、自分にとって本当にコンフォートであるように、この1台をいじり倒してやろうという気持ちでした。

私にとって本当に実用的なパパチャリの条件は、
(1)フレームは強度・重量ともに家事・育児に耐える良質なものであること。
(2)フレームは男の体格(一般的に女性より大きい)に対応した寸法であること。
(3)フレームはスタッガード型であること。 前または後に幼児座席を設けるためです。
(4)フレームエンドは十分な強度・精度であること。 ディレイラーを装備をするためです。
(5)フレームエンドはサイクリング車同様の立ツメであること。 
   パンク修理などでホイール着脱を容易にするためです。
(6)後ブレーキもキャリパーブレーキであること。
   パンク修理などでホイール着脱を容易にするためです。
(7)両立スタンドを装備していること。 子供の乗り降り、荷物載せの安全に必須です。
(8)前カゴ・後荷台を装備していること。 日常的な家事を便利にするため必要です。
(9)多段変速であること。 子供・荷物の重量を負って登坂するためです。
(10)ブレーキは必要十分な性能であること。 子供・荷物の重量込みでも制動できること。
(11)当然泥除けはついていること。 雨の日も家事・育児はあります。
(12)その他構成部品は良質なものであること。 安物パーツでは日々の家事・育児に耐えられません。道楽オヤジの趣味自転車以上に本物のパーツが求められます。

うちのカルミグラがこれらの条件に照らしてどうか。うーん、「道は遠い」という感じです。やはりフレームに制約されてしまう部分が多いです。
(1)フレームは弾力はあるのだろうが、剛性が足りない感じ。
(2)フレーム寸法が私の体格には小さい。そしてシートチューブ角度が寝すぎ。
(3)スタッガード型ではありますね。
(4)後フレームエンド強度・精度は不十分です。
(5)(6)正ツメ、後付ディレイラーブラケット、ローラーブレーキのために、タイヤ交換、スポーク交
   換の際はホイール取り外しがたいへん面倒です。
(7)両立スタンドはOKですね。
(8)前カゴ、後荷台はOKですね。
(9)6段変速、OKです。ギヤ配分は言うときりがないので。
(10)ブレーキ性能不足を感じています。しかしこれは前リムの損耗とローラーブレーキの損耗の
   せいかと思われます。
(11)泥除けはOKですね。
(12)構成部品については、これまで色々なパーツについてグレードアップをしてきました。
   元のままなのは本体フレーム、前フォーク、ヘッドセット、泥除け、ハンドルグリップ、
   ブレーキレバー、前ホイールハブ、前カゴです。

これだけやっても、結局フレームに行き当たるのです。やはり「自転車はフレーム」なんですね。
でも、それはそれとして、これだけ手を入れるともう愛着ひとしおです。「んー調子わるいなー」といじってると、妻から「もう買い替えなよ」と言われるのですが、「えーと、調整したら良くなったー」で生き延びています。
フレームが折れるか、部品調達不能にならなければ廃車はないでしょう。

(2008年12月31日)
 

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