運転免許更新講習のテキスト 【じてこ】

『安全運転のしおり』『交通教本』をウォッチング

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私はペーパードライバーで、運転免許証は「ゴールド」です。このたび5年ぶりに免許更新があり、講習を受けてきました。

講習テキストの『安全運転のしおり』『交通教本』をウォッチングしてみます。

(2015年1月20日)

001

この封筒にテキスト一式が入って、配られました。

表面に「自転車思いやり五則」なるものが印刷されています。

全員に配られる封筒の表面を利用して、自転車に対する配慮を啓発しているのは良いと思います。


002

『安全運転のしおり』表紙

2014年4月1日発行。
監修:警視庁交通部
編集発行:東京都交通安全協会



003

しおり4ページ。

《死亡事故の傾向》
「当事者別」という数が出ています。歩行者、自転車の死亡人数が多いですが、もちろんクルマがらみの事故による死亡がほとんどで、クルマが存在するがための死といえます。

004

しおり6ページ。

《自転車死亡事故の特徴》
死ぬような事故はほとんどが対クルマです。
「出会頭」がとにかく多いということです。クルマの前に不用意に無防備に姿を曝すことは避けたいものです。

005

しおり14ページ。

《自転車事故を防止するために》
クルマ運転者の予想を外れた自転車の挙動が事故のもとになるようです。
自転車もまた「車両」として秩序ある行動をする必要があります。

「自転車安全利用五則」も載ってますね。
都の交通規則(傘さしダメ。ケイタイながらダメ。)も併記。

006

しおり48ページ。

《飲酒運転根絶》
「犯罪です」として、罰を強調していますが。
飲酒運転するような意志薄弱な人にどれだけ届くものか…
即免許停止くらいでないとダメなのでは?

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『交通教本』表紙

2014年6月1日改訂。
編集発行:全日本交通安全協会

「ダッシュボードに入れて、いつでもチェック!」という文言ははじめて見ました。「講習が終わってポイ」じゃなくて、後々参照してもらいたいという気持ちが出ていると思います。「すべてを頭に入れておくのは無理」という配慮もあるのかな?

008

教本8ページ

《最新の道路交通法の改正》
自転車関連。
クルマの運転者にも「自転車は車道を通行する」ということを良く認識しておいてもらわなくては。
クルマ以外に自転車も利用する人もいることでしょうし。

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教本10ページ

《これから施行される道路交通法》
「ラウンドアバウト交差点」や「悪質自転車運転者への講習」について。

となりのページで「先進安全自動車(ASV)」について触れています。

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教本40ページ

《交通犯罪に遭って五年》
被害者遺族の手記が掲載されています。「交通犯罪」という言葉が使用されており、車両の運転者の責任は「うっかり」では済まされないと感じます。

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教本52ページ

《自動車に働く自然の力》
自動車がぶつかったときの衝撃力について説明しています。何mの高さからの落下に相当するという例示があります。
本文ではさらっと述べていますが、自動車と人がぶつかったときには、その衝撃力が生身の人間に与えられるわけで、その脅威と責任はもっと強調されるべきではないでしょうか。

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教本58ページ

《歩行者の保護など》
重要なことが書いてあるのですが、たいへん地味な編集になっています。
ページもイラストも使って、もっと強力に啓発するべきです。
(→しおり4ページ、クルマによる歩行者被害の多さ)

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教本92ページ

《標識》
自転車関連は自転車の絵が描いてあるものだけではありませんよ。

「自転車一方通行」
「普通自転車専用通行帯」

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教本96ページ

《標示》
自転車関連は自転車の絵が描いてあるものだけではありませんよ。

「路側帯」と「車道外側線」の違いを解説してもらいたいです。

「歩行者用路側帯」については、もっと啓発を!

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教本98ページ

《標示》
横断歩道に添えられた「自転車横断帯」はすでに「死に体」になっていますが。

となりページ
《車両の種類と略称》
車両の種類:普通自転車 略称:自転車 となっていることに注意!

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教本112ページ

《安全運転5則》
こんなのあるんだ〜というのが最後のページに。
@安全速度を必ず守る。
Aカーブの手前でスピードを落とす。
B交差点では必ず安全を確かめる。
C一時停止で横断歩行者の安全を守る。
D飲酒運転は絶対にしない。

これ、表紙に出すべきでは?

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